子猫が初恋提供します。




呆然とした夜が



「びっくりした…。

そんなの考えたこともない。」



「………。」



その答えにやっぱりうまく伝えられないのかと肩が落ちた。



だけど



「でも…、俺がにゃあに知らんぷりされたら…死にたくなる。キライなんか言われたら…


俺は…死にたくなるようなことしてたのか……?」



呆然と、「スゲー酷い、俺…」と夜がつぶやいた。



それから赤い目をした女の子達のところに近づいた。



彼女達は酷く戸惑いながら固まりあって互いの顔を見比べていた。



夜はズラリと並んだ女の子達の顔をじっと見回して…













「ごめん。」



「「「………!!?」」」










たった一言、今度は、謝った。









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