誰よりも愛する君へ
「ケーン!!オハヨー」

「ゴメン。遅くなって!薫もうすぐ来るって!」

『ケン』はアタシと目が合うとニッコリと笑って、

「ハルちゃんだったけ?梨華のダチのケン。よろしく!」

「よろしく・・お願いします」

「あーあ、そんなに緊張せんといて!俺のことはケンって呼んでな!」

少しするとアタシ達の前に一台の車が止まった。

車の窓がスーっと開いて中から金髪の男の人が顔を出した。
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