誰よりも愛する君へ
「ほんまごめんな!美加たん許して!」

捺くんは手を合わせて美加に謝った。

「次言ったらほんと上げんでね!」

「ほんまごめんな!」

捺くんは美加の頭をナデナデした。

「じゃあ美加たんのチャーハン食べよか」

「うん、はよ食べよ」


アタシがチャーハンを食べようとすると携帯の着メロが鳴った。

「ハル、携帯鳴っとるよ」

「・・うん」

誰かな?なんて暢気なことを思いながら鞄の中から携帯を持ち上げた。

画面に表示された名前を見てアタシは焦りを感じた。
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