龍太郎一味のグダグダ会議
ふぅむ、と龍娘が唸る。

「ならば方向音痴姉は、本気でかぐや弟が疎ましいと思っている訳ではないと…?」

「寧ろ彼女には有利に働くんじゃない?方向音痴に常に世話してくれる人がついててくれる訳だから」

『そうですよね、得はあっても損はないような気がします』

龍娘の言葉にアリスカと小夜が同意。

「じゃあ方向音痴姉は、わざと追い回されて楽しんでると?」

「そうだと思うよぉ?ああ見えてなかなかの小悪魔だねぇ、方向音痴お姉ちん」

丹下姉弟も意見の一致を見た。

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