龍太郎一味のグダグダ会議
その右手が掲げられ、もう一発の火球が発射される!

今度はしっかりと軌道修正されていた。

放された火球は真っ直ぐに小岩井に襲い掛かる!

外れる筈もない。

彼は回避の素振りさえ見せないのだから。

真正面から飛来した火球は。

「!?」

小岩井の左手によって受け止められる。

…肉を焼く嫌な臭いが周囲に立ち込めた。

炎、荒ぶる付喪神の放った悪意の炎は、生身の小岩井の手を燻らせる。

それでも尚、彼は眉一つ動かさない。

無表情のまま見ていた。

…生前の記憶を。

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