亡國の孤城 ~フェンネル・六年戦争~
片手のみでトウェインを拘束したジスカは、空いているもう一方の手を、抵抗しようともがく細い身体に這わせた。
大きな手が、服の上から小振りな胸を覆い、やや乱暴に撫でてきた。
「……………っ………ん…………!」
「……………声……出せよ……」
トウェインの少し開いた襟首に顔を埋め、強引に上着の襟を噛んで引っ張った。
小さなボタンが弾け飛ぶ。
上着の前はあっという間に開かれた。熱を帯びた手は、薄い真っ白なブラウスにかかる。
「……………最低……だろ…?…………見損なっただろ……」
首筋や鎖骨に何度も口付けを繰り返しながら、ジスカは度々トウェインと視線を重ねて呟く。
…何処か寂しそうな笑みだった。
「…………俺はな…………夢の中で……お前を何回も犯してたんだぜ…………そりゃもう馬鹿みたいに………何回も…何回も…………抱いて…」
彼の息が荒い。
目下のトウェインの真っ白な肌がブラウスから露になると、その勢いは増した。
「………………でもお前は………ずっと泣いてんだ…………何にも言ってくれねぇし……答えてくれねぇ…」
乱れた下着。
少女の小さな胸を揉みし抱き、頂きを口に含んだ。