亡國の孤城 ~フェンネル・六年戦争~

………顔が赤くなってきているのが、自分でもよく分かる。


………いや………18にもなって………ガキだ………ガキ以下だ。
どんだけ初なんだ……。


完全に硬直してしまったキーツから…………………トウェインはすっと視線を外した。





………解放されたキーツ。
ホッとした様な………なんだか拍子抜けした様な……。

ぼんやりとした物悲しさに浸りながら、真面目に尋問に取り掛かる。


「……オーウェン、真剣になれ。………アレスの使者を仕切る、クライブ=フロイアについて幾つか問う。………まず、奴の戦法について知りたい。………剣の腕は、アレクセイがよく分かっている。我々が知りたいのは、奴の扱う魔術の事だ」

ようやく姿勢を正し、通常通りの冷静な総団長に戻ったキーツは、自分からトウェインに質問を投げ掛けた。

……再度トウェインがキーツに顔を向けた時、静まりかけていたキーツの心臓が再び大きく高鳴った。


「………総隊長のお使いになる魔術か?……扱うどころか、滅多にその戦術は見られなかったからな……………聞いた話では…魔の者と変わらぬ程の実力の持ち主らしい。………特に凄いのは………やはり召喚術だな…」


「……………召喚?」
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