亡國の孤城 ~フェンネル・六年戦争~

たった今急所の目玉を貫き、絶命した筈の影が、ズルッと音を立てて起き上がった。


………赤い目玉は再生しており、傷一つ無い。



………ああ、今朝から感じていた言い知れぬ不安は………これを予知していたのか。



………不死身の相手を、どうやって殺せばいい?


………矛盾だ。不毛だ。


………終わらない戦いが、いつになったら終わるのか。





















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