遠距離恋愛
「女友達なんて出来ないっしょ!!無い無い!!」

ケータはいつもの調子で笑った。

「そりゃ…今はさ、友達出来る機会も無いし、大丈夫だったけど…学校行くんだよ?絶対女の友達だって出来るって。だから、無い無いじゃなくて、もし出来たら絶対教えてくれるって約束して欲しいの!」


あたしは、強く言った。
今までの彼氏のように、嘘をつかれたくないから。





「わかった。絶対言う。約束する!!」


ケータは小指を出した。



「本当だよ〜?あたし嫌だからね。女友達出来て、その子を好きになって『やっぱり別れよ』なんて言われるの…信じて待ってるんだから…」


「あははは!!エーコは考えすぎ!!俺、アメリカ行ったら勉強や生活どころで、女なんて意識してられないって!!」

ケータは大笑いだ。


「分からないでしょ!突然の心変わりもあるかも…。日本なんて忘れて、あたしも忘れて。近くにいる子が良いってなるかも。」


「は!?マジ無いよ!!俺が『待ってて』って言ってる立場でエーコ待たせて、それなのに『他に好きな女出来た』って別れるとか、絶対ありえない!!そんな酷い男じゃねーよ!」

ケータは慌てて否定した。

「そうだよね!信じていいよね?」

あたしも小指を出した。



「俺達は、ずっと一緒だよ。成長した俺を見て欲しいんだ。俺には、エーコしかいない。」

ケータの瞳にあたしが揺れる。



「うん…」




指切りをした。





あたし達は、





ずっと一緒…




< 137 / 200 >

この作品をシェア

pagetop