遠距離恋愛
10月31日。


秋晴れ。まさに清々しい空だった。

雲一つ無い空は、永遠と真っ青な空間を広げている。

気持ちが良い。

日差しは強いけれど、暖かさをくれるし、冷たい秋風と混ざり合い、居心地が良い温度を提供してくれた。


「おはよ〜!」

次々と皆がうちへ集合した。

今年のハロウィンメンバーは…

カナ、マミ、ヒロユキ、カズ。(女の子はあたし達姉妹共通の友達。男の子は妹アイコの友達)

プラス…あたし達三姉妹とケータ。

以上の八人だ。


ケータと付き合って3ヶ月と16日。

今日初めて友達とケータは対面する。

あたしは、ケータを友達のところまで案内し、挨拶をさせた。

「噂のケータ君ね〜!てかマジで18歳には見えんなぁ!」

そうケラケラ笑うのはカナだ。

「マジ!?18歳?見えねーし!てか、彼氏イケメンだなぁ〜カッコイイ。オシャレだし。」

感心した表情を見せるのはヒロユキだ。

そんな皆の反応に、ケータは少し照れ笑いをしていた。

人見知りのケータも、なんとか皆と絡んでいけそうだな、とホッとした。

荷物もあるので、車は二台で行った。

向かう場所は、グリーンピア井山だ。
< 79 / 200 >

この作品をシェア

pagetop