【短編集】君に届いてほしいから─冬─





ひーちゃん ひーちゃんって呼んでた頃が懐かしいよ。


「…知ってる。あたしのお守り拾ったの仲崎だもん。」


背だってにょきにょき伸びちゃて。


「はっ!?ちゃんとお礼言った!?」




ときたま保護者みたいなこと言うし。




「ゆってない。」




「ダメだろ!どうしてそう朔也の前ではツンケンするかなあ…」




…あたしのこと無駄に知ってるし。





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