☆一番星☆
「絢華ちゃん、何で泣いてんだ?」




突然、隼人さんからかけられた言葉……


そのとき初めて、自分が泣いていることに気が付いた。


優太とのことを思い出していたら、涙が出ちゃったんだ。




「何でもない、大丈夫だよ」




涙を拭きながらそう言って、また花火を眺めた。




帰りの車内、蒼太も優華も花火を見れたことが嬉しかったみたいで大興奮だった。


でも、そのうち疲れがでたのか、二人とも寝てしまった。
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