ヘタレ王子とヤンキー姫
said KAON

今日は、俺の家にみんなが来ることになった。

あいつらドンチャン騒ぎするんだよな。

んで、なんもないからコンビニで買い出し中。

何か春樹のやつ元気なかったな…。

また理名さん絡みか…?

恵みは楽しそうにお菓子を選んでる。

って自分が食いたいのばっかだけど。

おっ電話だ。

「か〜お〜んちゃ〜ん!!」

このテンションは…。

「君のプリンス卓也だよ〜」

「うぜぇ。」

卓也は俺の幼馴染みだ。

小さい頃は結婚しようとか言ってたらしい。

俺には覚えがねぇ。

それにこいつは…。

「ひどいな〜…あの頃交わした約束は、10数年の時を経て今果たされようとしてるのに。」

はぁ…。

「そんな約束をした覚えはねぇ…それにお前は…」

「わ〜!!まだネタばらしはダメ〜!!読者が悲しむよ。」

読者?

「あっそんなことよりさ、今度遊ぼうぜ。」

「なんだよ急に。」

「久しぶりに…さ!!」

「女紹介しろだろ。」

「わかってるじゃん…じやぁよろしく!」

…一方的にきりやがった。

…殺していいかな。
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