ヘタレ王子とヤンキー姫
樺音はすぐに豊に説明を求めた。

「俺も困ってんだよ。昨日あいつが家に来て、小遣いピンチで親にも頼めないから金かしてくれって言ったんだ。それで断ったら、樺音に貢がされてるんだとか言い出してさ。」

「なんだよそれ…。」

「ここだけの話、由衣は俺の事好きらしいんだよね。」

「はっ?」

「だからお前に嫌がらせしたんだと思う。心配すんな。俺が守るから。」

豊に抱き締められ、樺音は怒りをなくしていた。

この次の日に、事件は起こったのだ。
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