ヘタレ王子とヤンキー姫
樺音がそこに向かうと、みんなが樺音に注目していた。

「バカがノコノコ来たぞ。」

そういって姿を見せたのは、豊だった。

「樺音単純〜チョーウケる〜。」

樺音が騙されたと気づいたときには、もう遅かった。

「こいつらがお前とやってみたいっていうからさ。あっ始めちゃっていいよ。」

そう言いながら豊と由衣は、濃厚なキスシーンを繰り広げていた。

「てめぇら…。」

樺音の必死の抵抗は、虚しくも空を切るだけだった。

数時間後、5人の男に廻された樺音の体はボロボロだった。

「樺音。」

豊を思いきり睨み付ける。

「気持ちよかったか?」

下品な笑い声をあげる男たちにキレた。

樺音は半狂乱になりながら、その場を血の海に染めた。

残るは、由衣一人だった。

「樺音…冗談でしょ?親友は殴れないよね?うちら親友じゃん?ねっ?」

樺音はジリジリと間合いを詰める。

「親友?なんだそれ?うまいのか?殴ることより楽しいか?」

由衣も、血の海に沈んでいった
樺音は、血だらけになって伸びている、数人の男女を見下ろすと、その場から去っていった。

その後、樺音の姿を見たものはいなかった


由衣もあれから1年ほど、豊と付き合っていたが、毎日のように暴力を受け、貢がされ、揚げ句には捨てられた。

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