ヘタレ王子とヤンキー姫
トイレに立ち上がった春樹がなかなか戻ってこないのを気にして、樺音は口を開いた。

「あいつ何かあったんですか?」

理名は、3人に話した。

春樹がいじめられていたことを。

「あの子にはずっと友達がいなかった。だから、きっとあなたたちがはじめての友達。」

颯太も恵美も、後悔していた。

少し、からかうだけのつもりだったのに、春樹に嫌な過去を思い出させてしまった。

「俺トイレ。」

そういって立ち上がったのは樺音だった。
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