ヘタレ王子とヤンキー姫
樺音は、春樹の真っ赤な目を見ながら聴いた。
「泣いてたんだろ?」
「泣いてないよ。なんで泣くのさ。」
謝ってみても、赤い目の理由を追求しても、春樹は泣いていたことを認めなかった。
「そろそろ戻らないと。」
気付くと、横を通り抜けようとする、春樹の腕をつかんでいた。
「樺音?」
樺音は無言で春樹を睨み付け、自分の目の前へ引っ張った。
「何?どうしたの?」
樺音は無言で春樹を突き飛ばした。
「樺音?」
「うぜぇんだよ。ヘタレの癖に強がってんじゃねぇぞ。」
樺音の拳が、春樹の目の前で止まる。
春樹は突然のことでワケがわからず、足に力が入らず、その場に座り込んでしまった。
「樺音…やめてよ。どうしちゃったのさ。」
今度は、春樹の顔の横ギリギリに、足が飛んできた。
「やっ…やめて…。」
「助けを呼びたきゃ呼べよ。呼べば誰か来てくれるんじゃねぇの?」
「えっ?」
「お前に俺は止められねぇ。」
「どうしてこんなことするの?怖いよ。やめてよ。」
「ムカつくんだよ。お前。」
樺音は春樹の胸ぐらをつかむと、拳を振り上げた。
「泣いてたんだろ?」
「泣いてないよ。なんで泣くのさ。」
謝ってみても、赤い目の理由を追求しても、春樹は泣いていたことを認めなかった。
「そろそろ戻らないと。」
気付くと、横を通り抜けようとする、春樹の腕をつかんでいた。
「樺音?」
樺音は無言で春樹を睨み付け、自分の目の前へ引っ張った。
「何?どうしたの?」
樺音は無言で春樹を突き飛ばした。
「樺音?」
「うぜぇんだよ。ヘタレの癖に強がってんじゃねぇぞ。」
樺音の拳が、春樹の目の前で止まる。
春樹は突然のことでワケがわからず、足に力が入らず、その場に座り込んでしまった。
「樺音…やめてよ。どうしちゃったのさ。」
今度は、春樹の顔の横ギリギリに、足が飛んできた。
「やっ…やめて…。」
「助けを呼びたきゃ呼べよ。呼べば誰か来てくれるんじゃねぇの?」
「えっ?」
「お前に俺は止められねぇ。」
「どうしてこんなことするの?怖いよ。やめてよ。」
「ムカつくんだよ。お前。」
樺音は春樹の胸ぐらをつかむと、拳を振り上げた。