聖石学園~意地悪で腹黒のナイト様~
黒斗が説教し始める。
でもあたしはちゃんと聞かず、黒斗の手にあるものを見つめていた。
ス、スタンガン!?
「何見て……ああ、これか。今日はナイト皆持ってるぜ。こういうイベント時にはこの先輩みたいに変な行動起こすやつが多いからって、昨日置き場所とか使い方とか説明された」
そっか、それで田代先輩すぐに倒れたんだ。
「で? お前、何かされたのか?」
「へ?」
「どっか触られたとか」
「……胸、わし掴まれた……」
言っていいのかどうか分からないけど、あたしはとにかくこの悔しさを誰かに吐き出したかった。
「ふぅん……」
と黒斗が近付いてくる。
「な、何よ」
とあたしは少し後退りした。
でも黒斗が近付いてくる方が早い。
次の瞬間、黒斗はあたしの胸をわし掴んだ。
「んな!? なにすんの!?」
あたしは驚いて黒斗から離れる。
「んー……消毒?」
何であたしに聞くの!?
「まあいいや、俺はこの先輩引き渡してくるから、お前は先輩達のところに戻れよ?」
動揺しているあたしを放っておいて、黒斗は田代先輩の体を持ち上げた。
でもあたしはちゃんと聞かず、黒斗の手にあるものを見つめていた。
ス、スタンガン!?
「何見て……ああ、これか。今日はナイト皆持ってるぜ。こういうイベント時にはこの先輩みたいに変な行動起こすやつが多いからって、昨日置き場所とか使い方とか説明された」
そっか、それで田代先輩すぐに倒れたんだ。
「で? お前、何かされたのか?」
「へ?」
「どっか触られたとか」
「……胸、わし掴まれた……」
言っていいのかどうか分からないけど、あたしはとにかくこの悔しさを誰かに吐き出したかった。
「ふぅん……」
と黒斗が近付いてくる。
「な、何よ」
とあたしは少し後退りした。
でも黒斗が近付いてくる方が早い。
次の瞬間、黒斗はあたしの胸をわし掴んだ。
「んな!? なにすんの!?」
あたしは驚いて黒斗から離れる。
「んー……消毒?」
何であたしに聞くの!?
「まあいいや、俺はこの先輩引き渡してくるから、お前は先輩達のところに戻れよ?」
動揺しているあたしを放っておいて、黒斗は田代先輩の体を持ち上げた。