聖石学園~意地悪で腹黒のナイト様~
「……でもマヂで痛かったんですけど?」

 あまりの痛みにそんな理由じゃ許せそうになかった。


「な!? そんなに怒るなよ」


 黒斗は慌ててそう言って、額を押さえているあたしの手をどかした。

 そして、赤くなっているであろうそこに口付ける。

 痛みを吸い出すように。

 いたわるように……。


 その仕草が凄く優しかったから、あたしは目を閉じてその優しさに甘えた。



 そして唇が離れていくのと同じように目を開ける。


 すぐ近くに黒斗の顔がある。

 その目が、真っ直ぐにあたしを見ている。

 黒斗の黒い瞳に、あたしの目が映っているのを見つけて、あたしは目を薄く閉じた。


 少し顔をずらし、黒斗の唇とあたしのそれを触れ合わせる。


 柔らかい感触。

 温かい温度。


 数秒だけ味わったあたしは、ゆっくりと顔を離しはにかんだ。


「友からキスしてくれたのは……初めてだな?」

「……うん」

「やべぇ……すげぇ嬉しい……」


 そして、今度は黒斗が深い口付けをしてきた。


 その存在を確かめるように、深く……それでいて優しく……。



 呼吸も奪い取られそうで、朦朧としてきたあたしはいつの間にかベッドに横たえられていた。


 黒斗の手が服の中に入り、背中に回る。

 そしてブラのホックが外された。


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