死が二人を分かつまで
「ご理解いただけなくて残念です。しかし、さとし君はもう自分で自分の進む道を決められる年齢ですから。彼が望む限り、私共はサポートしていくつもりです」
「好きなようにしてくれ。あいつはもう俺達とは関係ない」
広は挑むような視線を津田に向ける。
「……さとし君を見ていて思いました。複雑な生い立ちであるにも関わらず、擦れたところがなく、とても真っ直ぐで良い子だと」
津田は少し間を置いて続けた。
「あなた方が、どこに出しても恥ずかしくないよう、大切に育てて来られたからですね」
広は虚を突かれたような表情になった。
「あの子はきっと才能を開花させ、万人に愛され、大きく羽ばたいて行くと思います。お母さんが途中で諦めた夢を、あの子が引き継ぐんです」
津田は二人に深々と頭を下げた。
「さとし君を、あんなに素敵な子に育てて下さって、ありがとうございました。後は私共が親代わりとなっていきますので」
その場が静寂に包まれる。
津田は顔を上げ立ち上がると、自分の荷物を持ち、廊下で待機した。
ほどなくしてさとしが階段を降りて来る。
「好きなようにしてくれ。あいつはもう俺達とは関係ない」
広は挑むような視線を津田に向ける。
「……さとし君を見ていて思いました。複雑な生い立ちであるにも関わらず、擦れたところがなく、とても真っ直ぐで良い子だと」
津田は少し間を置いて続けた。
「あなた方が、どこに出しても恥ずかしくないよう、大切に育てて来られたからですね」
広は虚を突かれたような表情になった。
「あの子はきっと才能を開花させ、万人に愛され、大きく羽ばたいて行くと思います。お母さんが途中で諦めた夢を、あの子が引き継ぐんです」
津田は二人に深々と頭を下げた。
「さとし君を、あんなに素敵な子に育てて下さって、ありがとうございました。後は私共が親代わりとなっていきますので」
その場が静寂に包まれる。
津田は顔を上げ立ち上がると、自分の荷物を持ち、廊下で待機した。
ほどなくしてさとしが階段を降りて来る。