死が二人を分かつまで
しかも廊下の頼りない電球の明かりの下であったというのに、それでも、匂い立つような色香に包まれた、とても光り輝やいて見える女性だった。
「自分で自分の生き方を決めてきた自信がそうさせていたのかな。だから、あんたを手の届かない所に連れて行っちゃうんじゃないかって、すごく怖かった」
進藤は何も言葉を返せなかった。
「でも、今思えばどうって事なかったかもしれない。小夜子さんて、当時24歳だったのよね。20代半ばなんて、まだまだ子どもじゃないねぇ。何をそんなに恐れてたのかしら。あの時の自分に教えてあげたいよ」
明美は進藤の顔を真っ直ぐに見つめ、言葉を繋ぐ。
「今度こそ、あんたが誰を好きになっても、絶対に反対しない。あんたが選んだ人なら、きっと間違いはないから」
その場がしんみりとした雰囲気に包まれた。
それを払拭するように、明美は明るい声音で話題を変える。
「あ~、でも、久々に色々買っちゃったな~。宅配便で送った方が良いかな」
「……ホント、すごい荷物だな。一体何を買ったんだよ」
「んーとね、お父ちゃんとお母ちゃんのお揃いのパジャマとカーディガンと、旦那のズボンと靴下と、子どものTシャツ」
「自分で自分の生き方を決めてきた自信がそうさせていたのかな。だから、あんたを手の届かない所に連れて行っちゃうんじゃないかって、すごく怖かった」
進藤は何も言葉を返せなかった。
「でも、今思えばどうって事なかったかもしれない。小夜子さんて、当時24歳だったのよね。20代半ばなんて、まだまだ子どもじゃないねぇ。何をそんなに恐れてたのかしら。あの時の自分に教えてあげたいよ」
明美は進藤の顔を真っ直ぐに見つめ、言葉を繋ぐ。
「今度こそ、あんたが誰を好きになっても、絶対に反対しない。あんたが選んだ人なら、きっと間違いはないから」
その場がしんみりとした雰囲気に包まれた。
それを払拭するように、明美は明るい声音で話題を変える。
「あ~、でも、久々に色々買っちゃったな~。宅配便で送った方が良いかな」
「……ホント、すごい荷物だな。一体何を買ったんだよ」
「んーとね、お父ちゃんとお母ちゃんのお揃いのパジャマとカーディガンと、旦那のズボンと靴下と、子どものTシャツ」