死が二人を分かつまで
さとしは心底驚いたように問い掛けて来た。


「デビューまでに、やっておかなくちゃいけない事がたくさんあるだろう?俺と会ってる時間があるなら、もっと有意義な事に使わないと」


自分で待ち伏せしておきながら会わないも何もないものだけどな、と進藤は心の中で自嘲した。


「でも…。そういう時だからこそ、僕は進藤さんに会って色々とお話聞いてもらいたいです…」


おずおずと発せられたその言葉に、一瞬説明しがたい感情が沸き起こって来たが、進藤は慌ててそれを押さえ込む。


「周りがどう思うかな?こんなおじさんが、君と友達なんて変だろう?」


「そんなことないです」


さとしは力強く否定した。


「進藤さんみたいな大人の方と色々お話できて、精神的にすごく助けられました。年代の違う友達がいる事を変に思う人がいたとしても、僕は全然気にしません」


キッパリと言い切るさとしの言葉に、進藤は深く感動した。


そして、そんな自分の反応に、いよいよマズイ所まで来てしまっているのだという事を再認識する。


「……いや、それだけじゃなくて、俺は津田さんと相性悪いからさ」
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