死が二人を分かつまで
「おはよーございます!」


津田が晴れ晴れとした表情で登場した。


「あら、津田さん。またいらして下さったんですか?」


「ええ。小谷さん、さとし君のアパートまで送って行きますよ。色々取って来るものがあるでしょう?」


「まぁ、そんな事までしていただいて、良いんですか?」


「当然の事です。さとし君はうちの将来有望なタレントですから。これも仕事のうちですよ」


津田はハハハと快活な笑い声を上げた。


ほんの数時間しか睡眠をとっていないであろうに、尋常じゃなくハイテンションである。


そのタフさに、進藤はつくづく感心した。


「あんたも乗せてってやるよ」


津田が進藤へと視線を移す。


「え?良いのか?」


「ああ。どうせついでだし」


そしてニヤリと嫌な笑いを浮かべると、進藤ににじり寄って来た。


「打ち身は時間が経ってからのが辛いからな~。そろそろキテる頃じゃねぇの?」


言いながら、進藤の体を両手でくすぐってくる。


「やめろ馬鹿。小学生か」



3人が出て行き、病室にはさとし1人になった。
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