死が二人を分かつまで
マスターはバーテンダーと共にカウンターで接客しつつ、メニューにある軽食が注文されたら奥の厨房に入ってさっと調理する。
その盛り付けを進藤が担い、バーテンダーに渡して運んでもらうという流れだ。
進藤は基本、厨房からあまり出ないように言われていた。
食器を下げる役目は仰せつかっていたが、大抵は客が席を立った後に片付けとなるので進藤が接客する事はほとんどない。
客の中には当然酔っ払いもいる訳で、未成年の進藤にその相手をさせるのはマスターのポリシーに反するのだろう。
また、ピアノタイムで手が空いた小夜子がそれぞれのフォローに入る。
経費の問題もあるし、こじんまりとした店なのでそれ以上の人員は必要なかった。
開店準備はいつもマスターとバーテンダーでやっていたようだ。
目当ての小夜子はステージ上にいた。
ピアノの前で丸山と何やら話し込んでいたが、ほどなくして彼はその場を離れた。
進藤はテーブルを拭くふりをしながらさりげなく小夜子に近づいていく。
「小夜子さん」
「ん?」
彼女が振り向いた。
その盛り付けを進藤が担い、バーテンダーに渡して運んでもらうという流れだ。
進藤は基本、厨房からあまり出ないように言われていた。
食器を下げる役目は仰せつかっていたが、大抵は客が席を立った後に片付けとなるので進藤が接客する事はほとんどない。
客の中には当然酔っ払いもいる訳で、未成年の進藤にその相手をさせるのはマスターのポリシーに反するのだろう。
また、ピアノタイムで手が空いた小夜子がそれぞれのフォローに入る。
経費の問題もあるし、こじんまりとした店なのでそれ以上の人員は必要なかった。
開店準備はいつもマスターとバーテンダーでやっていたようだ。
目当ての小夜子はステージ上にいた。
ピアノの前で丸山と何やら話し込んでいたが、ほどなくして彼はその場を離れた。
進藤はテーブルを拭くふりをしながらさりげなく小夜子に近づいていく。
「小夜子さん」
「ん?」
彼女が振り向いた。