★始まりはいつも☆
「ははははは」


一触即発の空気の中、笑っていた。
空笑いなのに、もう自棄になってしまい声高く笑っていた。

近くにいた千歳たちだけではなく、Rと呼ばれたグループのみんなも変な目で私を見てくる。

怖さが頂点を越してしまい、体を震わせながら猫背になる。

今の私の表情は、別の意味で怖いだろう。
ひきつっていて顔面蒼白になってる。


「……さすがは中井。こんな状況で笑うとは、余裕だな」


ち、違う。怖すぎて頭がパニックになっただけ。
余裕なんてなくて、今も体が震えて仕方がない。


「中井……?」


吉良の言葉に、Rのリーダーらしき人は反応をした。
なんで忘れてた! さっき、吉良が嫌々ながら説明してたじゃないか……。

中井という人物の元、集まったグループが別々の道に向かいそれぞれのグループを作ったと……。

中井が私だと勘違いされてたら、危ないのは私!?
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