★始まりはいつも☆
ぐぐっと吉良と呼ばれた男の子は、顔を私に近付けた。
黒渕のメガネを着けて、顔に薄いそばかすがある。
けれど、チャームポイントとして見れるくらい綺麗な人。
千歳とは別の意味で、子供らしい雰囲気。
私に警戒してるのか、表情が険しい。
「……あまり、困らせ、だめ」
片言の日本語がして、吉良の肩を掴み私から離したのは……瑠樹という男の子。
子というには幼くはなく、立派な成人だ。
背もモデルみたいに高くて、猫のような鋭い目付き。
顔に似合わない優しさが見える。
「名前は? あんた、言わなかったでしょ」
千歳が敬語を使うようになったため、この言葉は吉良だと分かる。
千歳の方は声変わりが終わってるみたいで、優しい声だ。なんか、声優に向いてる。
というか、総長ってなんのことだろう。
黒渕のメガネを着けて、顔に薄いそばかすがある。
けれど、チャームポイントとして見れるくらい綺麗な人。
千歳とは別の意味で、子供らしい雰囲気。
私に警戒してるのか、表情が険しい。
「……あまり、困らせ、だめ」
片言の日本語がして、吉良の肩を掴み私から離したのは……瑠樹という男の子。
子というには幼くはなく、立派な成人だ。
背もモデルみたいに高くて、猫のような鋭い目付き。
顔に似合わない優しさが見える。
「名前は? あんた、言わなかったでしょ」
千歳が敬語を使うようになったため、この言葉は吉良だと分かる。
千歳の方は声変わりが終わってるみたいで、優しい声だ。なんか、声優に向いてる。
というか、総長ってなんのことだろう。