恋色カフェ
寝る前につけて、店長に包まれている気分を味わいたかった……なんて。
今考えると、ちょっと恥ずかしい。
そんなことを思い出しているうちに、森谷店長はサラリと後ろから私の髪を手櫛で梳き始めた。
「ちょ、っ……店ちょ……」
驚きを向けたところで、ノックする音が部屋に響き、容赦なくガチャリとドアが開く。
「失礼します…………って、何やってるんですか!?」
悲鳴にも似たその声を合図に、顔が紅潮していくのが自分でもわかった。
「……別に?」
店長はしれっとそう答えて、すぐに私から距離を取る。