恋色カフェ
「そんなびっくりしなくても……俺、オバケじゃないんだから」
いや、ここの造りを知っている人なら、誰しもびっくりすると思うんだけど。
「隣の部屋に、どうやって入ったんですか?!
あ……もしかして、3年の間に改築したんですか?」
隣の部屋は、コーヒー豆などの在庫や金庫がある為にセキュリティーを強化していて、事務所から各リーダーが持っているカードを通さないと入れないようになっていた、筈。
「改築なんかしてないよ。
あぁそうだ、この部屋も改めて説明しておかないといけないな。
高宮さん、こっちきて」
森谷店長はカードをスキャンさせると、隣の部屋へと私を招き入れた。