恋色カフェ
──慰労会当日。
扉を閉めていても、事務所の外からは賑やかな声が聞こえてくる。
今日はお店を早く閉めたから、きっとスタッフがフロアに集まっているのだろう。
「高宮さん」
ガチャリと、勢いよく扉が開いて、事務所へ入ってきた勝沼君に驚く。
「ど、うしたの?」
「どうしたの、って」
「だって、みんな下に……」
「はい、集まってますよ」
勝沼君は私の前に立つと、ニコリと微笑んだ。
「だから、行きましょう」
「……え」
「ほら」