恋色カフェ




ミーティングでの店長の言葉が効いたのか、それとも怜ちゃんとのやりとりを見て思うところがあったのか。

あれから、私に対するスタッフの態度にも変化が現れた。


何事もなかったように「お疲れ様」と声を掛けてきた人もいれば、影で「ごめんなさい」と詫びてくれた人もいた。


それでも大半の人は、ぎこちなさを隠しきれない状況で──いや、もちろんそれはお互い様なのだけど。



私への態度を元に戻そうとする動きの一方で、今度は私の噂を流した万由さんに対して、いろいろと詮索する声が聞こえ始めていた。



“あの万由さんがわざわざデマを流すなんて、どういう意図があったんだろう”

“高宮さんと万由さんって仲良さそうに見えてたのに、本当は違ったのかな”


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