恋色カフェ
────ああもう。悔しいなあ。悔しい。
(カッコいいと、思ってしまった)
聞きようによっては厭味な自信家だと思われかねない言葉だけど、彼を見てきた私からすれば、すんなり納得出来る。
3年前だって、仕事ぶりはともあれ、彼のセンスの良さ、商品の仕掛け方は目をみはるものがあった。
今だって、この食器が一瞬で素敵だと思えた。それって、何でもないことの様に思えるけど、凄いことだ。
やっぱり私は、何度でもこの人に心奪われてしまう──。
店長はカップを手にしながら、それが半磁器という物だと説明してくれた。
陶器の温もりを残しながら、磁器の良さも併せ持つ。
間違いなく、アンバーの優しい雰囲気に似合う。