恋色カフェ
『ごめん、せっかく気遣ってくれたのに』
私が一番最初にドリンク剤を差し入れた時、店長はラベルを見ながら、心底申し訳なさそうにそう言った。
彼はドリンク剤のあの独特の味が苦手で、いろいろ試した結果、まともに1本飲み切ることが出来たのは、たった一種類だけだったらしい。
一応、大人なのに恥ずかしいんだけどさ、と。苦笑しながらも、私に話してくれたことが嬉しくて。
それはずっと、3年経った今でも、忘れることなく心の片隅にあった。
そのドリンク剤が、5分離れたコンビニに売っていることを教えてくれたのも、店長だった。