恋色カフェ
「あの人まさか、彗さんのストーカー、ってことはないっすよね?」
「違う違う。でも……どうしてストーカーだって」
「いや、何となく……目が、ヘンだったから」
「目がヘン?」
「バイトでも一応接客業なんで、今までいろんな人間を見てきたっすけど、妙な客は最初からもう目つきがヤバいんすよね。
何となく、あの人の目はそれに近いものがあったんで」
勝沼君の言っていることは、私も接客業の経験があるからよくわかる。
でも……さっきは、彼の目を見るまでの余裕がなかった。
「どういう関係かは知らないっすけど、一応気をつけた方がいいっすよ」
「……うん、ありがとう」