恋色カフェ
──あぁ、どうしよう。
とにかく店長を追いかけるしかなくなった私は、慌てて事務所の電気を消し、従業員口まで急ぐ。
扉を開けると、店長は入口のすぐ側で待っていてくれた。
「駐車場、こっち」
機嫌が悪いのか、疲れているのか。さっきからぶっきらぼうに言葉が投げられている。
……疲れているなら、無理なんかしなくていいのに。
言えない言葉を心の中でもみ消しながら、私は店長の後に続いた。
程無くして駐車場に着くと助手席に乗るように促され、仕方なく助手席に。
「シートベルト、忘れるなよ」
「……はい」