恋色カフェ
私は、万由さんと勝沼君の会話を微笑ましく聞いていた。
──ほんの少し、寂しさも感じながら。
私は今、1日のうち7割は1人で仕事をしている。
もちろん、仕事なんだから、と割り切っているし、1人の方が気楽なこともある……けど。
時々、今のアンバーに、自分はちゃんと溶け込めているんだろうか、と。
少なくとも、こんな気安い雰囲気でみんなと話せていない気がして、不安になる。
「ね、彗ちゃん」
「……え、」
「あー。聞いてなかったっすね」
「ご、めんなさい……」
「いいのいいの、ただ、うんって言ってくれれば」
「うわ、ずるいっすよそれ!」
万由さんに言われた通り、わからないながら「うん」と返事をすると、勝沼君はうめき声を上げながら、机に突っ伏した。