はにぃとーすと



靴を履いた後、先に玄関を出て行く聖斗。

でも、出たとこで止まってるから待ってくれてるのかなって思ったけど、違うみたいで。

目線の先はテニスコート。


「…あ。ごめん。
帰るか。」


「…いいの?」


「ん?何が?
腹減ったから早く帰ろ。」


また手を取って先々歩いて行くけど…

本当はしたいんじゃない?


「聖斗っ。」


「何ー?」


「テニスしたいんじゃないの?
帰っていいの?」


.
< 8 / 26 >

この作品をシェア

pagetop