プレイボーイとのラブバトル?

なんで...そんな簡単に
涼夜に言われなきゃならない?

「美鈴も...ダマされてたんだよ。」

『...今日って何?』
今日の記念日も忘れてた。

『...ウザいんだよ。』
平気そうにウザいって言った。

『すぐお前ってさ本気になるから
いやだったんだよな。めんどくさいし。
最初から遊びだったんだよ。でもお前
つまんなかった。飽きたんだよ。』
遊びだったって...言ってた。

『やっとお前と別れて他の女と遊べるって
考えるとせいせいする。美鈴がどうしても
俺といたいっていうなら別だけどな。』
私のこと...玩具にしていた。

私...やっぱダマされていたんだ。

遊ばれて...いたんだ。

「美鈴もいい加減ソイツのこと
忘れたら?」

「っ!ばか!」

気づいたら涼夜の頬を叩いていた。

「何も知らないくせに!勝手な事
言わないでよ。私は私だもん。
一度好きになったんだから。最初は
優しかったんだから!私は...
もう...そ...れで、い...いの。」

いいんだ。

もう昨日までの事でいい思い出にしよう。

忘れよう。

誠司のことを...

「...ごめん。」

「涼夜...?」

「美鈴が男の話するの...初めてみて
ちょっとイラついちゃった。
ごめん.....。」

涼夜...

「俺。やっぱ美鈴には釣り合わない男なんだ。
最初からさ。俺さ、たぶんこれって運命
だと思うんだよな。」

運命.....?
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