初恋は夢の中
私達は、草むらを掻き分けながら前に進んで行く。



暫くすると、広い畔に出た。



ソコには、今まで見たコトがない光景が広がっていた…



河原と言っていたが、それは池のように川の流れはなく、静かな水面に月が綺麗に浮かんでいた。
その廻りを、沢山のホタルが飛び回る。



「キレイ…。」
私は、池の畔まで近づいた。

ホタルは、逃げる訳でもなく悠々と飛び回る…



時間(とき)が、止まった様に静寂が続く…

どれ程の時間、私はホタルを見続けていたのだろうか…
何度見ても、見飽きるコトがなかった…



この先二度と、同じ風景を見るコトが出来ないかもしれない…

そう思うと、私はしっかり目に焼き付けた…


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