初恋は夢の中
宴会は永遠と、朝まで続いた。
らしい…



私は途中で抜け出し、
怒られ疲れ(!?)をした私は、そのまま部屋に入るなり爆睡をしたのだ…



そして、私は夢を見た…


波の音…
白い砂浜…
真っ青な海と空…

そして私は、
朱色の地に花くす玉の浴衣に身を包み、レース使いのミルキーピンクの帯とフリルの飾り衿を着こなす。
紅い鼻緒の下駄を履き、日傘を差しながら、誰かを待っている…。


遠くから、真っ白なシャツを着こなして、貴方はゆっくり歩いて来た。


私は、わざと気付かないフリをして、彼が来る反対方向を向き、しなやかな立ち姿で貴方を待つ。


お待たせ…

後ろから、声を掛ける貴方…


私は聞こえない、フリをする…


貴方はそっと私を、後ろから抱き締め耳許で、
遅くなってゴメン…
と、囁いた。


私は、うんん…
と首を振る。


日傘を持つ手が、震える…


波打ち際に佇む、私達…

波しぶきの音は、もう聞こえなかった…



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