初恋は夢の中
夕陽は、真っ赤に燃え上がり、海へと沈もうとしている。



碧から紅に、変わりつつある海は、淋しげで儚い…


私は、急に不安になる…

海を眺めながら、隣に居る貴方の手を繋ぐ…

先生…
その時初めて、声にして名前を呼んだ。


私の手を握り返し、
違うよ…
そう、貴方は言った。


ダレ?
ダレなの?


光ちゃん?
光ちゃんなの?


隣にいたはずの貴方は、顔が消えかけ見えなくなる…



どうして…
先生じゃないの?

私は、誰とキスしたの?


また、先生を傷付けてしまったの…?



教えて?
貴方は、ダレ…?

ダレなの…?



< 182 / 258 >

この作品をシェア

pagetop