赤い狼 四
それにプラス、いつもより少しだけ早く隼人自らが家まで迎えに来てくれたのも腰が抜けそうなくらい驚いたけれど。
まぁ、何気に嬉しかったから最近私の事を放ったらかしにしてたのは許してやろうという気分になった。
勿論、気分は上々。
擬態語で表すと、まさにルンルン♪だ。
でも、そう思わさせて上機嫌で《SINE》の部屋に入った私に隼人は私の名前を間違えた。代わりに、昔の女の名前を呼んだ。
"妃菜"
確かに、そう言った。