赤い狼 四
よろけながら速足で優魔に着いていっていて急に背中を強い力で押されたらそりゃあ、簡単に床に倒れ込むわけで。
とっさに打ちそうになった顔を床に手をついてガードする。
な、なんて凶暴な奴なんだ。
「な、何すんのよ!」
顔は幸い打たなかったものの、全身が床に叩きつけられて痛いのを我慢しながら振り返る。
すると、優魔は凄く満足そうな顔をしていて。
「や、パンチラって萌えるって聞いてたけど本当なのかって気になって。見えそうで見えねぇのがいいって聞いたけど本当だな。」
私の下半身を見ながら頷いた。
………
「ぎゃーーーー!!!」
優魔が何を言いたいのかが分かって高速で起き上がる。
こここコイツ今、私のパンツ見ようとしてた。メチャクチャいやらしい目で見てた。
熱くなる頬を気にもせずに優魔を睨み付ける。
「ゴチソウサマ。」
「最悪!」
ニヤリと笑った優魔に持っていた手錠を投げつける。
それを軽々とキャッチした優魔は、どーですか?と楽しそうに言った。
どうですか?
どうもこうも最悪ですけど。
何で感想聞いてくるの、と眉を顰める。