死せる朝日の会
ヒナは立ち上がり、俺の真横に立った、俺と同じように鏡に姿を写し、鏡越しに俺を見た。
「どんなゲームにも裏技はあるさ、お前は俺達の行動には気を配っていたが、その他の細かい事には無関心だったよな? 例えばセカンドイン能力についても、誰がどんな力を選ぼうと、まるで気にしてなかった。」
それはそうだな、
「例えカウンターレベル10だろうと、それは私の力の十分の1ですからね。 何かあっても余裕で抑える自身がありましたから。」
ヒナはポケットから何かを取り戻して、俺に渡した。
「それ返すよ、はじめてお前に会った時、お前から預かっていた教会の鍵だ。 もう必要ない。」
俺はそれを自分のポケットに入れた、今にして思えば長い付き合いだった、
 アリスは直に俺を見て、
「さあ、今こそ終わりにしようか? 俺達エイトは世界の滅亡を阻止した、俺が勝ちを宣言したら全て片が付く。 準備はいいな? 俺がお前の名前を言ってから、勝敗を訪ねる、そしてお前が負けを認めれば終了だ。 いいな?」
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