Tokyo Midnight
「頼む、話を聞いてくれ」

こぶしを振り上げ、その胸を叩きつける。

それでも彩斗さんは私を必死に抱きしめた。

「美菜子・・・」

そして、何度も私の名前を呼んでくれる。

それは、以前のような違和感はなく、確かに私を呼んでいた。



美菜子・・・



・・・美菜子・・・



そして、ようやく涙が止まったころ、彩斗さんは私の顔をじっと見つめるとふわっと微笑んでこう言った。


「お前が好きだ」
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