Tokyo Midnight
「・・・俺だってすぐにわかったご褒美をやらないとな」

児嶋さんはそう耳元でささやくと近くに停めてあった車に私を押し込んだ。

「え、ちょ、ちょっと」

「出してくれ」

児嶋さんの指示で私を乗せた車は静かに走り出す。

走り出した途端、児嶋さんのつけている香水がふわっと香り、その香りにクラクラした。

そしてその次の瞬間、私は唇を奪われていた。

逃げたくても、私の体はシートに押さえつけられ児嶋さんの香水でクラクラして意識がはっきりしない。

どのくらい走ったのか、何度も唇を奪われ息があがってしまったころ、ようやく車はどこかの駐車場へと滑り込んで行った。
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