Tokyo Midnight
「突然お伺いして申し訳ありません。本日は美菜子さんとの交際を認めていただきたくご挨拶にうかがわせていただきました。」

いつになく、丁寧な言葉の彩斗さん。

テーブルの下では、私の手をそっと握ってくれてる。

「・・・年は、いくつだ?」

お父さんは薄く目を開けると、彩斗さんの顔をじっと見てつぶやいた。

「今年で32になりました」

そ・・・そうだったんだ・・・

そういえば、彩斗さんのプライベートってまだ何も知らないかも・・・

「・・・責任を取るつもりはあるんだろうな?」

気持ちを読めないようなお父さんの低い声。
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