Tokyo Midnight
首筋にくっきりと、真っ赤になっている内出血の痕が見える。

「・・・いい子なら、もっとひどいことされないうちに出ていったほうがいいぞ」

そういい残して、和人さんは部屋を出て行く。

鏡ごしにその姿を見送ると、私は呆然と自分の姿を見つめていた。



「何・・・これ・・・」

まるで悪夢を見ているかのようだった。

弟に襲われかけ・・・

また別の弟に、意味のわからないことを言われ・・・



私はゆっくりと立ち上がると、再びクローゼットから別の服を出し、そのまま部屋を後にした。
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