Tokyo Midnight
「ミーナです」

そう答えると、「へぇ、かわいいじゃん」と微笑んでくれた。

メガネの奥の瞳は柔らかく優しい瞳で私を見つめる。

「やだ、児嶋さん、ミーナちゃん狙い?」

先輩が児嶋さんを挟んだ隣の席でぷーっとふくれっつらをしてみせる。

その先輩もうちのお店で毎月トップ3に入る人気者だ。

「ん。いいね、その目が・・・」

児島さんはそう言いながら、私のあごを持って上を向かせた。

その手のあたたかさに思わずどきっとしてしまう。

「あ・・・あの・・・」

私は動けないまま児嶋さんのメガネの奥の瞳を見つめる。
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