貴方の愛に捕らわれて

香織の母親には、今日の午後から引っ越しを行うと、既に話をつけてあった。



本来なら俺がついて行ってやりたい所だが、智也と組のヤツ数名を付ける事にした。



香織には、少しでも普通の幸せってやつを味合わせてやりたかった。



その為には、今はまだ俺の女であることは伏せておいた方がいい。



別に引っ越し作業ぐらい、組のヤツらにやらせても良かったが、香織の心の傷を癒やす為には、アイツの足で過去と決別する必要がある。



香織自身の足で、あの家から出て来ることが必要だった。




男が苦手だと言う香織。



龍二に調べさせた香織の生い立ちは、俺の想像を遥かに超えていた。



叔父に犯されそうになったと泣きながら語った香織。



アイツはそれ以外にも色々と辛い目にあっていた。



 
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