貴方の愛に捕らわれて
「明日から学校への送り迎えは、智也がする。
途中で帰るような場合は、必ず俺か龍二か智也に連絡して、絶対に一人歩きはするな」
『どうしてですか?ここからでしたら、十分歩いて通える距離ですけど…』
突然の送迎発言にびっくりして猛さんの顔を凝視する。
「香織、あまり怖がらせたくはないんだが
俺の女になったお前は、これからは俺と敵対するヤツらから命を狙われる危険性があるんだ。
ただ命を落とすんじゃない。
女のお前なら、マワされてなぶり殺しにされる。
俺の言ってる意味が分かるか?」
初めて見る苦痛に歪む猛さんの表情に、声を出すことが出来ず、ただこくりと首を縦に振る。
「だが心配はいらない。そんなことは絶対にさせない。
その為に常に誰かをお前のガードにつけなければならない。
窮屈な思いをさせてしまうが、これだけは守ってくれ」